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シンポジストプロフィール(2003年6月現在、敬称略) |
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日本大学
総長
1955年日本大学医学部卒業。1965年フルブライト奨学研究員(米国オレゴン大学)、1976年日本大学医学部教授に就任、医学部長、副総長を経て、1996年総長。専攻は心臓外科学。1970年心筋梗塞のバイパス手術に本邦最初の成功、1982年補助人工心臓に本邦最初の成功。学外では、公衆衛生審議会委員(厚生省)、大学設置・学校法人審議会委員(文部省)をはじめ国内外の学会長及び理事長を歴任。米国ベイラー医科大学客員教授、中国医学科学院名誉教授、ハンス・セリエ賞、プラハ大学賞(チェコ)、ギーセン大学賞(ドイツ)ほか。 |
シンポジウム「メンデルの再発見からオーダーメイド医療への歩み」要旨 |
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| メンデルがエンドウマメを用いて遺伝の実験をしたチェコのブルノの教会を、今から10数年前に訪れたことがある。今でこそ誰もが知っているメンデルの法則の発表当時、植物学者には難解で1900年にドイツ、オランダ、オーストリアの学者によってドイツ植物学会雑誌に発表されるまでなんと35年もの間、埋もれていたのである。わが国でも1910年頃からトウモロコシでメンデルの法則に関する研究を進め実証した植物学の教師がいた。その教師は小生の母校である、当時の長野県立屋代中学校(現県立屋代高等学校)の植物学の先生であった長谷川五作先生(1880〜1963年)である。いわゆるメンデルの再発見後、わずかに10年前後であり、この研究は学会でも高い評価を受けていたという。それから半世紀、ワトソン、クリック両博士による近代科学の大発見、DNA二重ラセン構造の解明を経て、ミレニアムの年、クリントン、ブレアー両米英首脳が全世界に向けてヒトゲノムの解読がほぼ終了したことを発表したのも記憶に新しい。21世紀は遺伝子研究や人工臓器の研究を主柱に、医学、医療が人々の想像を超えて進歩していく可能性を内包している。一方では神の領域まで踏み込んでいかざるを得ない先端医学と医療にとって、絶えず生命に対する畏れをなくすことはできないと考える。オーダーメイド医療は、患者さんへの治療効果を推測し、さらに副作用を軽減する可能性を秘めており、人類に役立つすばらしい研究であると言える。このような先端医学の応用が高度な医療として展開されればされるほど、法律、経済、倫理などとの対応関係が生じる。今回、この国家プロジェクトはこの点から言ってもまさに21世紀にふさわしい、わが国ばかりでなく、世界のリーディングプロジェクトであり、ここから生み出される成果は医療のみならず社会への恩恵も計り知れない。 |
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